タイトルを見て、ウルトラマンにでてきた「チャンドラー」を思い出すあなたは私と同世代、レイモンド・チャンドラーを思い出すあなたはハードボイルドファン、IBMのポータブル機を思い出すあなたはPCマニアである。
で、当然ながら、どれもこれもこのコラムのテーマとは異なる。「チャンドラ」とは、ARAI Mountain & Snow Park
にできた新サービスである。スキーなどの滑降器具がなくても、頂上からの眺めを楽しめるよう、ゴンドラ終点からスキー場の最高地点に架かる膳棚第1リフトに乗車できるように、搬器がゴンドラ状になっているものが取り付けられているのである。ということで、名前の由来は、"chair
lift"+"gondola"の造語のようである。
実は、このサービス、とあるサイトで知ったのだが、実際に見てみるととっても不思議。リフトの搬器が並んでいるところに、ゴンドラの搬器がついているので、一瞬目を疑う。実際のところ、それなりに利用はあるようで、滑降時に時折見ていると、人が乗っているのがわかった。
スキー場関係者に聞くと、さらにいろいろなことがわかった。
「チャンドラ」は現在2器。日本では初とのこと。数年前の法律改正で実現が可能になったそうである。風に弱いのが悩みの種だそうだ。そのかわりといってはなんだが、一部の搬器にリブラのような制震オプションがとりついていた。(リブラは日本ケーブル製・このリフトは安全索道製)
で、ここまで書いたのだから、写真の一つもあれば良さそうなものだが、デジタルカメラを忘れたのが痛恨。そのショックでよりによって体験乗車を忘れるという大失態。
来シーズンへの課題である。
【追記】などと言っている間に、スキー場自体が休業してしまった。現在、営業再開の方向で動いているようだが、この仕組についても復活するのだろうか。(2015.5.1) |